しかしそれ以上に悪い事と解っていながら、悪の方へなびいた自分がみじめです。自分がかわいそうです。自分を粗末にしています。同じ道を歩くのに、周りを見れず、下を向いて歩く自分が良いのか？又堂々と胸を張り真直ぐと歩く自分が良いのかは、これ全て自分の心中が決める事です。 ついつい楽な方へ楽な方へと、大人に成れば成るほどなびいてしまします。果たしてこれで良いのでしょうか？親から頂いた命、それに純粋無垢な心。何時の間にか汚していませんか？ふと我に返って考えて見てはいかがでしょう。もしそこで「自分を粗末にしているなー」「心の中はいつも鬼が勝っているなー」等と反省するならばしめたものです。 前にも言いました様に、心の中の佛を無くしたわけでは御座いません、ただ隠しているだけです。自分を省みて反省したならば、今からの自分はたえず心の中には佛の気持ちが前に出て、鬼の気持ちは奥底にしまい二度と前に出てくる事は無いでしょう。 　 生まれながらに皆持っている佛（善）の気持ち。 これは赤ん坊の「正直で穢れの無い心」と同じです。 どうぞ何時までも大切にして下さい。