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墓石に水

六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天界)の中の餓鬼道は六道の中でも特に水が無い渇ききった世界を現して居ります。もしも自分の先祖が餓鬼道に落ちているならば、少しでも渇きが癒える様にという願いを込めて墓石に水をかけます。供養に用いる水の事を閼伽水(あかすい)と言い、浄水(きよらかな、穢れの無い水)を意味します。又「水は全ての命の源」全ての生き物は水が無いと息絶えてしまいます。よって水は命の根源とされます。
つまり墓石に水をかける行いは先祖に対しての大切な供養の一つですね。
又佛壇に飲食(おんじき)を供えますが、これも「飲む」と「食べる」に分かれます。飲み物と食べ物が無くなれば、当然我々生き物は、餓鬼となり何れは餓死します。そう成らない為にも先ず佛壇(御本尊様、ご先祖様)に供養する訳です。それ故に飲食供養は功徳が大きいとされています。「飲食を施す事は自らの寿命も延ばす」と佛典にも有ります。又、水に感謝する気持ちも大切です。決して水を無駄にしない様お願い致します。