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四度加行を終えて
この度、私も高野山で四度加行の修行する機会をいただき、修行道場である別格本山円通律寺真別所へ行って参りました。合計で百二日間の修行でしたが、お寺でのお勤めの都合上、一度に受けるのは難しいので、前期と後期に分けて受けてまいりました。
この四度加行というものは四種類の修行、つまり四度の行、 を加えると言うことですが、十八道、金剛界、胎蔵界、護摩の四種類の修行をするというものです。四度加行を終えれば、伝法灌頂という儀式を受け、阿闍梨となるのですが、本来の順番としては、まず受戒というものを三日間受け、四度加行を終えた後、試験を受け合格であれば、伝法潅頂という儀式を受けてようやく阿闍梨となることが出来ます。私は、日程の都合上、四度加行の後に受戒を受けることになりました。 平成十三年六月に願書を提出し、八月には面接試験がありました。この時初めて真別所に行って参りました。車で山道を走り、道のちょうど終点の所にお寺が見えてきます。高野山の奥の院のちょうど反対側の山の奥にひっそりと建っているという感じのお寺で、その真別所の門をくぐりますと、まるで時間が止まっているように静かで落ち着いた感じのする場所でした。