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この度、高野山真別処円通律寺道場へ、四度加行と言う修行を受けに、
前期は平成十二年九月十日から十一月三日迄と、後期は平成十三年二月十七日より四月四日迄の合計１０２日間行って参りました。
この修行を受けるに当っては、以前より考えてはいたものの、仕事の事や家庭の事などあり、なかなか決心が付かずそのままになっていましたが、今回、住職よりの勧めもあり受ける事に決めました。この四度加行とは読んで字のごとく、十八道・金剛界・胎蔵界・護摩と、
四度の行を加えていきます。私は日程の都合上、四度加行を受けてから受戒という儀式を受けましたが、本来は受戒を受けてから四度加行という順番になり、そして伝法潅頂という儀式を受け、ようやく阿闍梨となります。
平成十二年七月に願書を提出して、八月三日に真別処に於いて面接試験がありました。この時、初めて真別処という所へ行ったのですが、高野山の山奥に在り、人も車も滅多に通らない何も音のしない様な静かな所で、びっくりしました。 しかし修行するのには、かえってそのほうが静かで良いと思いました。
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