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正 座 徒弟 成昌
お坊さんが毎日している事と言うと、やはり
正座でしょうか?最近の日本人は、昔と比べ
ると正座をする機会が少なくなってきました。
原因は日常生活の欧米化などで、自宅でも
椅子に座る事が多くなってきたということだと思いますが、私も子供の頃からほとんど、正座をすることなく育ってきたので、僧侶になった最初の頃は十分間も座っていると、足が痺れると言うよりも、痛みの方が強く、体中に冷や汗をかきながら、毎日、朝夕のお勤めをしておりました。今でも一番に覚えているのは、お寺に入門して、三、四ヶ月経った頃でしょうか。兄弟子と般若心経を百八回読経した時のことです。最後まで到達するのに一時間半ほどかかったかと思いますが、あまりの痛みに最後の方はあまりよく覚えていませんが、読経が終わった後も足を伸ばすことが出来ず、横に倒れてしまったことをよく覚えています。