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お 経 徒弟 祐健
我々僧侶はお参りにでている時間以外は、
なるべく時間を見つけて字の練習をしたり、
本堂にてお経を唱えるようにしています。
お経を唱えるにあたり、住職に最初に教えて
頂いた三つの大切なことがあります。
それはまず、一つ一つの言葉をはっきりと唱えること、そして同じ音程で同じリズムで唱えることです。そしてもう一つ大切な事は、お腹から声を出すことです。最初の二つは頭で理解できたのですが、最後の一つは何をすればよいか分かりませんでした。
まず、お腹に力を入れて唱えてみましたが、声が出せません。次に、大きな声を出して唱えてみましたが、声をからせてしまうだけでした。理解できずに一年ほどが経過したある日、住職に随行してお参りに行きました。その時、お経の息継ぎをする直前の言葉を伸ばしており、きちんと切るようにと注意を受けました。