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今回最後の難所の六十六番雲辺寺は、標高911メートルの山頂にあって八十八ヶ所の札所中、一番高い位置にあるお寺だそうです。前日に雲辺寺口まで歩き、次の日にここから650メートル上ります。ロープウェーではわずか7分だとか、急なへんろ転がしを上る難所です。喘ぎ、喘ぎ、涅槃の道場を上がります。(この雲辺寺さんより涅槃の道場に入ります。)境内には150センチ程のいろいろな表情をした五百羅漢の石像が至る所にあり、まだ荷ほどきをしていないものもありました。
六十七番大興寺、ご本尊は薬師如来さまです。弘法大師の作と伝えられている秘仏だそうです。六十八番・六十九番は同じ境内にあり、上の方に六十八番神恵院、石段の下の方に六十九番観音寺があります。この辺一帯を琴弾公園と呼ばれ、テレビで見た100mを越える巨大な寛永通宝の砂絵を見ることが出来ます。
さすがに十月は爽やかな日が続き、空は高く澄み渡り、大好きな柿が家々の庭先に、また、小高い山、あの山もこの山も今にも枝が折れそうな程に大きな実をつけて、それはみごとな眺めでした。今年はいつまでも暑かったせいか、おしろい花やりんどう、ベゴニア、鶏頭の花も今を盛りと咲いていました。一日の終わりに大阪では見ることの出来ない夜空の星の美しさ、虫の合唱もゆっくり と楽しむことの出来た十月でした。