 |
|
 |
「え〜、わしはそんなに正座できんぞ」
その事だったら心配ない。出来る範囲で姿勢を正し、もしも痛くなったら崩しても大丈夫って言ってたから安心じゃ。それと聞く所によるとその後お坊さんは高野山にその脚で参られるそうじゃ。
「えっ夜中に!」
夜中と言っても高野山に着けば、朝方にはなるじゃろう。それについて行かれるベテランの檀信徒さんもいらっしゃるそうじゃ。
「和尚さんわしも挑戦しようかのう」
いや、やめておけ。ただでさえ慣れない事をするのに、まして高野山は雪がある。とりあえずは一生懸命懺悔しておいで。
「そうじゃのう、雪道は滑るし!」
その通りじゃ、良い心がけだ。それと一つ勘違いしてはいけないぞ。
「何を?」
一度懺悔するとそれでもう良しではないぞ。
「え!」 |
|
|
|
|
|