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「壇信徒の話」
第二十二番札所の「平等寺」と第二十三番札所の「薬王寺」に、本堂までに百段足らずの石段があり、そこには一円玉から百円玉が転がっている。遍路が一段づつ願を掛けながらお参りするのだと聞かされ、踏まずに歩くのに気を遣う。また薬王寺には、女厄除け、男厄除けの七十五段がある。また本堂の右奥に、きれいな高さ三十五米の「瑜祇塔」(ゆぎどう)がそびえており、そこまでには六十二段の本卦還り(ほんけがえり)、(還暦)坂があるようだ。次回はそこへもお参りしたい。
薬王寺を済ませ三〜四十分走ると右側に、番外の「鯖大師」があり、ガイドさんよりそのいきさつを説明してくれる。時間のあるときは是非寄ってみたい所だ。これで大師が発心の道場として、きら阿波の国ともお別れしながら、次の最御崎寺へは徒歩で二日の道のり。太平洋の景色の中を徳島と高知の境の宍喰で泊めていただく。
ペンションを発つと土佐に入る。大師の修行の道場を、これから参拝する事になる。四十分足らずで室戸御崎に着く。年間の三分の一は強い風で台風銀座である。その突端に御厨人窟(みくろど)があり、大師がこの洞窟で第二十一番札所の舎心獄で得られなかった「求聞持の法」を苦行の果てに成就されたようだ。次回是非立ち寄りたいところだ。