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しかし、礼拝行も終わりに近づくと、苦しいと言う気持ちは段々と薄れ、黙々と行に打ち込むことが出来る様になりました。この三週間で私の体重は八キロほど痩せ、すっかりスリム?になりましたが、驚いたのは私を含めみんなの顔つきが少し変わったことでした。このとき初めて、この礼拝行の意味が分かったような気がしました。
ふと、初めてこの真別所に来た時に見た行者さん達の顔を思い出しました。そういえば今の私たちの顔つきに似ていたような・・・礼拝行とは四度加行の為の精神と体とを作ってくれるようです。
長かったような短かったような礼拝行がようやく終わり、四度加行の一番初めの基本となる行、十八道を一週間行うことになりました。この一週間は正行(しょうぎょう)と言って、毎回行の前に水をかぶらなければなりません。季節も十月半
ばとなりすっかり秋らしくなったところで、少し肌寒い感じのする気候となっておりました。この時期に水をかぶるということは非常に勇気の要ることで、少しでもちゅうちょすると手が止まってしまいます。みんな覚悟を決めて大声を上げながら水をかぶりました。
不思議なことに最初はとても冷たいのですが何度か被っている内にだんだんと暖かく感じてきます。また寒くならない内に急いで衣を着け十八道の正行に望みました。 |
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