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初めてのことで忙しくしている内に、あっという間に二日が過ぎ、いよいよ行が始まることとなりました。行の期間中は三日に一度、山を越えて奥の院に参拝しなければならない決まりがあり、まず行を始める前に奥の院へと参拝に行きました。息を切らせながら、これから始まる行が滞りなく進むようにと、思いながら参拝をしてきました。
参拝から帰ると直ぐに行のスタートです。これから三週間、四度加行の前行として礼拝行をしなくてはなりません。礼拝行というのは、ご本尊様を前にして手、足、そして頭を全て地に付ける五体投地を各行の前に百八回すると言うものです。行は後夜、日中、初夜と三度ありますので一日に三百二十四回しなければならないのです。一日二日なら良いのですが、これが三週間となるとかなり足腰が参ってきます。礼拝が終わると行に入るわけですが、前行の間はすべて正座で行います。山の上は涼しいとは言っても、まだまだ残暑が厳しく滝のよ
うな汗をかきながら、また足の痛みに耐え、前行を行いました。しかも三日に一度は奥の院の参拝があり、毎日疲れ果てて一日を終えていました。
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