準備中です
四度加行を終えて
胎蔵界の正行を終え、護摩の正行に入るころには気温も氷点下になることもなくなり、参拝のために山を降りると、春が直ぐそこまで来ているという感じでした。暖かくなったのはうれしいのですが、今度は大量の花粉に悩まされることになり、私はすっかり花粉症になってしまいました。特に掃除の時は大変です。本堂の床を雑巾がけしますと、あっという間に拭いた面が黄色くなるほど花粉が降り積もっていました。目はかゆいし、鼻水は出る、しかも寒かった時に出来た霜焼けが痛いやらかゆいやらで、行に集中するのに大変苦労しました。お大師様のころには、今よりもっと寒かったはず、今更ながらに昔の人は凄いと感心してしまいました。
前期と違い後期はあっという間に終わり、とにかくいろんなことに追われようやく全ての行終えることが出来ました。最後の掃除の時、みんなでまた会おうと誓い合い真別所を後にしました。
六月には受戒を受けることとなりました。本来であれば四度加行の前に受けるものなのですが、日程の都合上、私は後に受けることになり、三日間真別所に通い受戒を受け、ようやく伝法灌頂の入壇審査を受けることが出来るようになりました。
この入壇審査と言うのは、本人がきちんと加行を終えたかどうか、伝法灌頂を受けるのにふさわしい人間かどうか見定めるテストと面接を行うものです。
十月十二日に審査があり緊張しながらテストと面接にのぞみ何とか合格することが出来ました。