 |
|
 |
| 長い長い上がり坂の国道516号線にある松尾峠に向かいます。峠のトンネルの長さは1700メートルとか、薄暗く車の排気ガスが充満する中、ゴーゴーと行き交う車の激しい音、大きなトラック等が通る度に一瞬すごい風圧で、怖くて足に力が入ります。20分ほどでしたがとても長く感じられ、出口の明かりが見えているにもかかわらず、なかなか通り抜ける事が出来ませんでした。四十一番龍光寺、萱葺き屋根の金楼が珍しく思えた四十二番仏木寺、そして歯長峠の急坂を越えて四十三番明石寺を巡拝して町並みを歩き、十夜橋霊場へ、お大師さまがこの橋の下で仮寝された所です。当時は寂しい土地であり、またあまりの寒さに一夜が十夜にも思える程だったと教えていただきました。橋桁の下には横たわる大師像にふっくらとした布団がかけてありました。へんろはお四国の橋の上を歩く時には金剛杖はつきません。お大師さまの睡眠を妨げてはならないからです。内子から番外霊場楽水大師を参拝して、きついひわた峠を越えます。ここは雨の多い峠ですが、今回は夕べのうちにも雨も上がり大助かりで暗くならないうちに、四十四番大宝寺に着くことが出来ました。宿所は木の香も新しく、夕食も一つ一つ心のこもったおいしい精進料理でした。長い長い急坂と石段を登ると、国の名勝にも指定されているという砂礫層の大絶壁が垂直に立ち、その下に岩壁を背に四十五番岩屋寺の本堂・大師堂が建っています。 |
|
|
|
|