ご先祖様の存在 一体先祖は何人いらっしゃるのでしょうか？自分にとって身近に感じるのは先ず両親、そして祖父母、せいぜい二代から三代位ですね。しかし十代さかのぼって計算しますと、千人をこし、三十代さかのぼると数億人以上にも成ります。もし一度でもそのつながりが切れると今の自分は存在しない訳ですね。言い換えますと、今の自分は「ご先祖様の代表」とも言えます。今の自分の命がいかに多くの血脈を経て、今日に至っているかを考えると「先祖を大切にすることは自分を大切にする事」につながると言う事が分かりますね。 ご先祖様の里帰り 常日頃の月参りは、お佛壇にローソク、線香をお供えし、金をたたいて手を合わせば、ご先祖様は佛の国よりお位牌に帰ってこられ、供養を受けられたら、又佛の国へお帰りに成ります。しかしお盆は一度お迎え致しますと、次送り火を焚くまでは、ずーっと精霊棚にいらっしゃいます。よって、お盆はご先祖様の里帰りと同じ意味を持ちます。