皆様「野生の王国」と言うテレビ番組を覚えておられますか？ 様々な動物の生態や一生を特集した番組です。そこでおなかをすかしたライオンがシマウマの群れに襲い掛かりました。当然シマウマは捕まると食べられてしまします。よって全速力で逃げますが、逃げ遅れたシマウマはライオンに捕まり食べられてしまい、そのシーンを見た方は誰しもが「シマウマがかわいそう」と思われるでしょう。しかしライオンも生きるために餌（食物）を捕らなければ息絶えてしまいます。生きる為に最小限必要な分だけ狩をします。決して無駄にシマウマを殺したりはしませんね。 又もしライオン等がシマウマを食べなければシマウマが増える一方で逆にシマウマが全滅してしまう恐れも有ります。なぜならば、ここに草原が在るとしましょう。シマウマ５０頭の群れが食べて１週間持つ草の量です。しかしシマウマが増え続け倍の１００頭の群れに成ったならば１週間持つ草が半分の３日半しか持ちません。これがさらに倍、さらに倍と成ればシマウマが食べる草が無くなり、全滅にも成りかねます。自然の法則はここにも成り立っています。又海の中でも同じ自然の摂理が成り立っています。もしも大きな魚が小魚を食べなければ、小魚が殖え小魚の餌に成るプランクトンが無くなり、小魚が全滅する事でしょう。