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へんろさんへんろさん、と走って来てみかんを下さったおじいちゃん、そして毎朝 「おはようございます」と、はにかみながら挨拶をしてくれた学生さん達、「おへんろさーん」と小ちゃな手を一生懸命に振ってくれた幼稚園児、「バイバーイ」の声に孫を思い出し元気づけられたこと等々、次から次へと思い出されてきます。
眼なおし薬師として有名な七十七番道隆寺、神社とお寺が同居しているような七十九番照院、八十番国分寺、陸上自衛隊の 射撃訓練の音を聞きながら、長いへんろ転がしの山道を上り下りして八十一番白峰寺、そして八十二番根香寺は、山門をくぐると 石段を一旦下って緑の木々の中を通り、また石段を上ると正面に本堂があります。
八十四番屋島寺、八十五番八栗寺へはケーブル が利用出来て、土日は賑わうということでした。
八十六番志度寺、八十七番長尾寺の巡拝を終えて、前川ダムを経て、標高770 メートルの女体山に登ります。右手は断崖絶壁です。砂岩層の山で足場は砂のように細かく滑りやすく、四つんばいになり、 大きな岩や木の株等を持ちながら、岩盤を必死で這い、よじ登ると、頂上です。流れる汗をふき、ここからの眺めは讃岐平野が一望出来るすばらしい場所でした。
ここを下りるといよいよ結願の寺です。長くきつい下りで、もう膝がガクガクしていました。