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 いつも綺麗に掃除しているつもりでも
年末の大掃除やお彼岸やお施餓鬼の様な
大きな行事の前に、佛具を全て下陣
（本堂の内陣以外のところ）に降ろして
本堂を空にしますと、白く埃の形が付いて
います。その床を見ていると自分自身では綺麗に掃除したつもりでも、隅の拭きにくい所、又は物を退けないと下座行が出来ない所等、今日は「ま、いいか」と疎かにしていた様にも思います。
その一日一日の積み重ねが白い埃となって現れたように思います。 生まれたての赤ちゃんの心は水晶の様に澄んでいます。私たちは日々の暮らしの中で、その澄んだ心の奥底に知らず知らずの内に、塵や垢を少しずつ溜めていないでしょうか。日々の下座行を通して自身の心を磨く事を忘れないように心掛けたいと思います。 |
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