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柱や天井の格子、障子の縁などを黒漆で塗ったことより呼ばれるようになりました。これは旧安井門跡の寝殿を移築したものです。内部は五室あり、各室は堂本印象画伯作の襖絵があります。
仁和寺御殿の主要建造物を構成する宸殿。勅使門、霊明殿などは京都府技師であった亀岡末吉氏の設計によるものです。いずれも優美な桧皮葺の屋根、木曽の御料林の最高級の用材、神経の行き届いた細部の意匠など、宮殿にふさわしい建物です。なかでも宸殿は外観・内部ともに、優雅かつ上品なたたずまいを見せ、随所に亀岡氏の独創的な構想を見ることが出来ます。宸殿の襖絵は京都御所の御用絵師であった原在泉画伯による大和絵で、四季の風物が見事に描かれています。