準備中です
四度加行を終えて
入所の手続きを済ませ、部屋に案内してもらいました。二人相部屋で相手の方はまだ見えていませんでした。とりあえず部屋はホコリだらけでかび臭いので掃除をする事にし、やっと人が住める様な状態になりました。そのうちに、同室の方が入所してきました。大阪の泉南から来られた方で、二十五歳だそうです。後で聞くと、高野山高校・高野山大学を出られたのですが佛教科ではなかったので、修行は受けていなかったそうです。 これから、同室の二人一組で生活していきます。 ここでは当番制になっていて、食事当番(みんなの食事を作ります) ・香花当番(ろうそく・線香を点けたり消したり、お香や、しきびの補充などをします)・経頭(お経の頭と言って、お経の最初の部分を勤めます)等の係を順番にやっていきます。この当番の仕事が、全て完璧に出来て初めて行が出来た事になるそうです。
次に一日の予定内容ですが、先ず起床は最初の二日程は体調を整える為と、行の準備の為五時三十分です。その後、行に入ると三時三十分となります。食事当番の時は朝食のお粥を作るので、皆よりその分早く起床します。四時より後夜の行が始まり、五時五十五分より朝勤行、そして朝礼後、下座行(掃除)、朝食、日中の行、昼食、掃除、初夜の行、夕勤行施餓鬼、夕食、入浴、夜の授業となり九時に就寝します。